こんにちは、一気に秋が深まると思いきや、暖かい日が続いていますね。
今回は「原因不明のからだの症状~若年者編~」です。
ここでは、”パニック障害” について、取り上げたいと思います。
なぜなら、若い方によくみられる障害であり、適切な治療で比較的良くなることが多いからです。
典型的には、何のきっかけもなく突然、動悸、過呼吸、窒息感などが出現し、「死んでしまうのではないか」という不安・恐怖感におそわれます。
満員電車の中、車の助手席、スーパーの人混みなどで出現するケースもあります。
そして、内科など救急受診しても、何も異常を指摘されずに、心療内科・精神科受診を勧められるケースが多いです。
パニック障害は、SSRIと呼ばれるお薬や抗不安薬がよく効くことが多く、しばしば認知行動療法的なアプローチも有用です。
症状を繰り返している場合などは、我慢しないで、早めの受診を心がけてくださいますよう、宜しくお願いいたします。