診療内容
心療内科・精神科
ひとりで悩まず早めにご相談を
日常生活に支障をきたすような悩みをお持ちの方は、早めにご相談いただくことで対応策をみつけられるかもしれません。おひとりで抱え込まずに、まずはお気軽にお電話ください。
例えば、不眠、不安、抑うつ、イライラ、気分の波が激しい、食欲不振/亢進、自律神経失調症、人間関係がうまくいかないなどさまざまな症状に対して治療を行います。
上記以外にも、気になる症状がございましたら、お気軽にご連絡ください。
※ 当院は完全予約制となります。
※ ご予約(TEL:072-268-2825)をお願い致します。
主な対象疾患
診療の対象となる主な病気の説明
うつ病
- 憂うつな気分がつづく
- やる気がでない
- からだがだるく、疲れやすい
- なんでもネガティブに考えてしまう
- 以前楽しめたこと(趣味など)を楽しめない
- 寝つけない、夜中に何度も目がさめる
- 食欲がなく、食べてもおいしいと感じない
- その他(頭痛、動悸、肩こりなどのからだの症状)
気分の落ち込み、やる気がでないなどのこころの変調をきたし、どんなこともネガティブに考えるようになります。ほとんどのケースで、健康維持に欠かせない睡眠や食欲にも悪い影響があらわれ、頭痛、動悸などのからだの変調をきたすことも少なくありません。こころとからだのバランスを崩してしまうと、自分の力では元の健康な状態に戻ることが難しくなります。
主な対象疾患メニューに戻る ▲双極性障害
- 躁(そう)症状
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- 次々にアイディアがうかんでくる
- 高額の買い物を続けてしまう
- 寝ないでも元気で、なんでもできそうな気がする
- いつもよりもおしゃべりになる
- うつ症状
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- ①のうつ病でみられる症状と似る
気分が高まり、活動的になる時期(躁状態)と気分が落ち込み、寝てばかりいるなど活動量が極端に減る時期(うつ状態)を繰り返すのが特徴です。この病気は、うつ状態のときの様子だけみるとうつ病と見分けがつきにくいため、うつ病と間違われることがあります。お薬による治療では、抗うつ薬が重要になるうつ病とは異なり、気分安定薬(炭酸リチウムなど)が重要になります。
主な対象疾患メニューに戻る ▲不眠症
- 寝つけない
- 夜中に何度も目が覚める
- 朝早くに目が覚める
- ぐっすり寝た感じがしない
- 足がむずむずして眠れない
不眠は、生活リズムの乱れやストレスによるものもありますが、うつ病などの精神疾患に伴うケースも少なくありません。不眠でお悩みの場合は、お気軽にご相談ください。
主な対象疾患メニューに戻る ▲パニック障害
- 突然の動悸、息苦しさ、めまい
- 激しい不安、恐怖、不快感
- このまま死んでしまうのではないかという恐怖
- 心電図など内科的検査で異常がみつからない
突発的に、胸がどきどきする、息苦しいなどのからだの症状が出現し、激しい不安、恐怖感を伴います。このまま死んでしまうのではないか、という感覚におそわれ、次いつこの発作が起こるのだろうかという心配で頭の中がいっぱいになります。からだの症状については、身体的な検査で異常がないことを確認することが必要になりますが、身体的異常がなく、パニック障害と診断された場合、早期の治療で良くなることもありますので、受診をご検討ください。
主な対象疾患メニューに戻る ▲適応障害
- 不安、イライラ感
- 気分の落ち込み
- やる気がでない
- 何でもないことで涙を流す
- 動悸、過呼吸
ストレスの原因になる、はっきりと分かる出来事(たとえば、学校、職場、家庭などの環境変化)に反応して、こころとからだのバランスを崩してしまいます。基本的には、ストレスの原因になる環境から離れるだけで、病状は改善します。その環境から離れられない事情がある場合には、病状が長引くことがありますが、その場合には、現実的に可能な範囲での環境調整、必要に応じたお薬などによる治療を行います。
主な対象疾患メニューに戻る ▲全般性不安障害
- 漠然とした不安、心配
- ずっとつづく不安や心配は、自分でコントロールできないと感じる
- 筋肉の緊張からくる、肩こり、頭痛
- めまい、ふらつき、発汗
たとえば、家庭や仕事のことなどについて、心配しなくてもいいようなことまで心配し、自分でも不安をコントロールできない状態になります。家族が大きな病気にならないか、身内に災難がおこらないかなど、身近なことに関する不安、心配ばかりするようになります。めまい、肩こりなどのからだの症状がみられることがあります。
主な対象疾患メニューに戻る ▲身体表現性障害
- 原因不明のからだの症状(頭痛、めまい、お腹の張り、痛み、しびれなど)
からだの症状があるにもかかわらず、身体的検査を行っても異常がみられない場合に考慮される病気です。身体的検査で異常がなくても、本人の苦痛感はとても強いことが多いです。からだの症状に関係する問題は患者さんにより様々ですので、患者さんと話し合いながら治療方針を考えていきます。
主な対象疾患メニューに戻る ▲社会不安障害
- 人の前で話すこと、食べることに強い恐怖を感じる
- 顔が赤くなったり、手が震えたりする
人にみられることを極端に意識してしまい、人前で話したり、食べることに恐怖を感じてしまいます。
胸がどきどきしたり、汗をかいたり、手が震えることもあるため、人にみられて緊張する状況を避けてしまいます。
強迫性障害
- 同じことばかり頭に浮かんできて、頭から離れない
- 手洗いや戸締りなどの確認行為を何度も続けてしまう
頭の中に同じ考え繰り返し浮かんで、不安になり苦痛を感じます。その不安や苦痛を打ち消そうとするために、手洗い、戸締りなどの確認行為がみられます。確認行為をやめられなくて、外出できなくなったり、約束の時間に間に合わないなどの支障をきたすことがあります。
主な対象疾患メニューに戻る ▲認知症
- 同じ質問を繰り返す
- ご飯を食べたことをすぐに忘れる
- 買い物に行くたびに同じものを買う
- 道に迷うようになる
- ものを盗られたと疑う
- 他の人にはみえないものがみえる
- 夜中に興奮してさわがしい
高齢になると、誰しももの忘れが出てきます。認知症かどうかは、いつから気になる症状が出てきて、生活にどのような変化がみられているかを問診によって確認することにはじまり、もの忘れの程度を点数化する簡単なテスト、からだの状態をみる血液検査、脳のかたちや大きさをみるための脳MRIなどによる検査の結果をふまえて診断します。認知症にはいくつか種類があり、なかには比較的若年で発症するものもあります。その種類によって経過もさまざまですので、それぞれに合った治療と今後の生活のあり方について考えていくことになります。
主な対象疾患メニューに戻る ▲統合失調症
- ぶつぶつと独り言をいう
- 誰かに監視されたりねらわれていると感じる
- 頭のなかで自分の悪口を言う声がきこえる
- 自分の考えが他人にばれていると感じる
- 自分が誰かにあやつられていると感じる
他の人にはきこえない声がきこえる(幻聴)、本当ではないことを信じてしまう(妄想)、考えがまとまらないなどの症状を特徴とする病気です。幻聴や妄想は、本人にとっては「本当のこと」であるため、本人はとてもこわい思いをされていることも多いです。自分のことを病気ととらえないために受診に至るのが難しいこともありますが、発症後、早めに治療を開始することが、その後の生活に良い影響を与えます。
主な対象疾患メニューに戻る ▲解離性障害
- 自分という実感がわかず、自分を外からみている感じがする
- ある出来事を全く覚えていない
- まったく異なる人格が代わる代わるあらわれる
衝撃的な出来事(災害、事故など)など極度のストレスに伴って急に発症するケース、幼少期の虐待など耐えがたい状況に慢性的にさらされたことに関係し発症するケースなどがあります。治療では、はじめに患者さんと医師との間で良い関係を築くことが何より大切で、時にはお薬による治療をすることもあります。日常生活のなかで、患者さんが不安に感じたり、困ることなどについて話し合いながら治療を進めていきます。
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